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深く理解する兎眼 ~重度ドライアイの方へのガイド~

寝てるとき目開いてない?それって兎眼かも!? 兎眼のはなし
かよち
かよち

兎眼(とがん)という言葉を聞いたことがありますか?
これはまぶたが完全に閉じられなくなる病気で、さまざまな原因があります。
原因や症状について詳しく紹介し、この状態がどのように日常生活に影響を与えるかを探っていきます。

この記事でわかること
  • 兎眼の基本的な説明とその特徴について学べます。
  • 顔面神経麻痺、眼瞼疾患、眼窩疾患、脳神経障害、末梢性神経障害など、兎眼を引き起こす様々な原因について理解できます。
  • 兎眼によって引き起こされる症状と、それが日常生活にどのように影響するかを詳しく知ることができます。
  • 兎眼の治療方法および予防方法について学べます。

兎眼(とがん)とは?

兎眼とは?

兎眼は、まぶたが完全に閉じず、眼の表面が見えてしまう状態のことを指します。
この状態は、さまざまな原因によって引き起こされることがあります。兎眼の程度は個人によって異なりますが、一部の人は完全にまぶたを閉じることができません。

「兎眼」という言葉とは・・・
直接的には兎との関係を示しているわけではありません。兎の目が開いている特徴を指しているのです。一般的に、兎は警戒心が強く、常に周囲の状況を監視しています。そのため、兎の目は通常、開いた状態であることが多いです。

原因

兎眼の主な原因

兎眼の原因はさまざまであり、顔面神経麻痺、眼瞼疾患、眼窩疾患、脳神経障害、末梢性神経障害などが挙げられます。これらの要因が組み合わさることで兎眼が引き起こされることがあります。

顔面神経麻痺

顔面神経の麻痺により、まぶたの運動が制御されず、まぶたが完全に閉じられなくなることがあります。

眼瞼疾患

眼瞼(がんけん)に関連する様々な疾患や損傷が、兎眼を引き起こす原因となります。例えば、眼瞼外傷や手術後の瘢痕、眼瞼下垂の過矯正、眼瞼外反などが含まれます。

眼窩疾患

眼窩(がんか)に関連する疾患も兎眼の原因となります。甲状腺眼症や眼窩腫瘍などが挙げられます。

脳神経障害

中枢性の兎眼は、脳の病気や損傷により引き起こされることがあります。脳腫瘍や脳梗塞などが原因です。

末梢性神経障害

末梢性の兎眼は、顔面神経の末梢部の損傷によって生じることがあります。外傷や聴神経腫瘍の摘出手術時の神経損傷、特発性顔面神経麻痺(ベル麻痺)などが原因です。

かよち
かよち

色々な原因があるんですねえ。

症状

兎眼の主な症状

兎眼の主な症状は以下の通りです。

  1. まぶたが完全に閉じられない
    兎眼の最も特徴的な症状は、まぶたが完全に閉じられないことです。まぶたが開いたままであるため、眼球が露出しやすくなります。
  2. 目の乾燥や不快感
    まぶたが閉じられないため、眼球の表面が常に乾燥してしまい、目の不快感や痛みを引き起こすことがあります。これはドライアイの症状として現れることがあります。
  3. 角膜障害
    長期間にわたってまぶたが閉じられないと、角膜に傷や損傷が生じる可能性があります。これによって、視覚に関する問題や角膜混濁が生じることがあります。
  4. 目の疲れや眼精疲労
    まぶたが閉じられないことによって、目の筋肉が緊張し、目の疲れや眼精疲労が生じることがあります。長時間の視覚作業が困難になることがあります。
  5. 夜間の視覚障害
    兎眼が進行すると、夜間の視覚が悪化することがあります。まぶたが閉じられないため、眩しい光や周囲の暗さに敏感になり、視覚障害が増加することがあります。

これらの症状は、兎眼の程度や進行によって異なります。

かよち
かよち

現在兎眼で悩んでいる方、あてはまる症状はありましたか?
私は寝ている時やまばたきをする時にも、まぶたが完全に閉じられていないため、常に目の乾燥が気になってしまうんですよね。

治療

兎眼の治療法

兎眼の治療法は、症状の原因や程度に応じて異なります。一般的な治療法には以下のものがあります。

  1. 人工涙液の使用
    目の乾燥や不快感を緩和するために、定期的に人工涙液を点眼することが推奨されます。
  2. まぶたの保護
    眼球の保護のために、特殊な目のマスクや眼帯を使用することが有効です。これにより、眼球への外部刺激や乾燥を軽減することができます。
  3. 眼瞼手術
    まぶたの閉じ方が改善しない場合、眼瞼手術が必要な場合があります。手術により、まぶたの閉じ方を改善し、眼球を適切に保護します。
  4. 原因に対する治療
    兎眼の原因となる疾患(例:顔面神経麻痺、眼瞼疾患、眼窩疾患)を治療することも重要です。原因疾患を適切に管理することで、兎眼の症状を軽減できる場合があります。
  5. 視力補助具の使用
    進行した兎眼によって視覚障害が生じた場合、視力補助具(例:眼鏡、コンタクトレンズ)を使用して視力を補正することが考慮されます。

兎眼の治療法は個々の症例によって異なりますので、医師の指示に従うことが重要です。

予防

20-20-20ルール

兎眼を予防するためには、以下のような対策が効果的です。

  1. 定期的な目の休憩
    長時間のデバイス使用や視力作業後は、定期的に目を休めて疲れを軽減しましょう。20-20-20ルール(20分間の作業後に20秒間休憩し、20フィート(約6メートル)離れた場所を見る)を実践することが役立ちます。
  2. 適切な環境の確保
    眼の乾燥を防ぐために、適切な湿度を保つことが重要です。特に乾燥した環境下では加湿器を使用して空気を湿らせることが有効です。
  3. 眼科定期検診
    定期的な眼科検査を受けることで、早期に眼の問題を発見し、適切な対策を講じることができます。特に目の疲れや異常を感じる場合は、早めに専門家に相談しましょう。
  4. 適切な眼のケア
    目を清潔に保つことや、適切な眼の保湿を行うことも重要です。また、コンタクトレンズを使用する場合は、適切な装着方法やケア方法を守ることが必要です。
  5. バランスの取れた生活
    健康な生活習慣を実践し、バランスの取れた食事や適切な睡眠を心がけることも兎眼の予防に役立ちます。

まとめ

まぶたは、目を乾燥や異物から守る重要な役割を果たしています。しかし、まぶたが十分に閉じられないと、目にさまざまな障害が起きる可能性があるんですね。例えば、目の乾燥や感染症、角膜損傷など…。

まぶたの閉じ方に不安を感じたり、異常を感じた場合は、迷わず眼科を受診しましょう。早期の診断と適切な治療が目の健康を守るために重要です。目の健康を保つためには、日常生活での予防策も大切です。

かよち
かよち

私は生まれつき、まぶたを完全に閉じることができず、眠っている時や瞬きしている時でもまぶたが開いたままになる兎眼の症状を持っています。

兎眼に関する情報を調べてみると、さまざまな原因や症状があることがわかりました。

目が乾燥していると感じる方もいますが、それが単なるドライアイだけでなく、兎眼の影響かもしれません。

兎眼に悩む人々が自分の経験を共有し、対処方法をこのウェブサイトで紹介しています。

参考文献

“Understanding Exposure Keratopathy”, American Academy of Ophthalmology, https://www.aao.org/eyenet/article/understanding-exposure-keratopathy
Lee, Julia M., and Divya Srikumaran. “Facial Paralysis: Evaluation and Considerations for Rehabilitation.” Otolaryngologic Clinics of North America, vol. 52, no. 1, 2019, pp. 19-31. doi:10.1016/j.otc.2018.08.003.
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Liu, P. “Exposure Keratopathy: Review of Current Treatment Options”. Retina Today, 2019. https://retinatoday.com/articles/2019-july/exposure-keratopathy-review-of-current-treatment-options
“Preventing Dry Eye”. American Optometric Association, https://www.aoa.org/patients-and-public/caring-for-your-vision/protecting-your-vision/preventing-dry-eye
“Dry Eye Syndrome: Prevention and Management”. American Academy of Ophthalmology, https://www.aao.org/eye-health/diseases/dry-eye-prevention-management
American Optometric Association. (2018). Computer Vision Syndrome (CVS). Retrieved from https://www.aoa.org/healthy-eyes/eye-and-vision-conditions/computer-vision-syndrome
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